手、足、無音、空間から生まれる音楽?
今回のゼミのテーマは「音楽」in長崎
先週、音楽についてのマインドマップを書きました。
・音楽とは
・人はなぜ音楽するのか
など、一瞬頭が固まってしまうものばかり...
なんとか書き出しましたが、「音楽」に対して思考しすぎのような図になっています。
でも、長崎での音楽の授業を経て、考え方がとても柔軟になったし、救われたような気持ちになりました。
今回のブログは
①授業の内容 (体を動かしたもの)
②授業内容(資料を読んで)
③冒頭に書いたような、自分の心境の変化
について主に書こうと思います。
まず、音楽の先生って、ひげが長いおじいちゃんか、女性のイメージあるじゃないですか。
西田先生めっちゃマリンスポーツしてそうなの。
それはいいとして、まず西田先生から短めの自己紹介。音楽と人との関わりをサポートしているそう。武蔵野音楽大学出身で、ホルン専攻、大学院からは音楽療法などを学んだそうです。
その後、今日の概要の説明があり、さっそく「体を動かす」ことになりました。音楽だけど体を動かす...?
主にやったことは、
(前半)
円になり、手をたたき、物を触って楽しむ
手や足の音でリズムを作る
好きなように太鼓をたたいてみる
(後半)
外の音を聞く(遠い、近い、大きい、小さい)
目をつむって外を歩く
ゆっくり、周りの音に耳を傾けて歩く
トーンチャイムを鳴らす
座って目をつむり、その音を聞く
音を聞きながらリラックスする
「音楽」の授業だけれど、歌を歌ったり難しい楽器を演奏したりはしないんです。
こうやって箇条書きにすると量の多さにびっくりしました。
簡単ですが、普段適当にやってしまっていること、小さいころはやっていても今はもうやらなくなってしまったことを「丁寧」にやっただけなんですね。丁寧だから多く感じる。
前半においては、
・手や足だけでリズムができ、みんなでそろえばアンサンブルにもなること
・無音の時間も楽しむこと
・打ち合わせがなくても楽しめること
を知りました。
先生が伝えたかったのは「概念」「先入観」を見つめなおすことなのかもしれない!
私の音楽に対する「概念」は生きてきた中での積み重ねで、小学校のころの合唱、リコーダー、中学のころのピアノ、歌、メロディ、など、狭い世界に塗り固められているなあと感じました。
手をたたき、みんなで三拍子、四拍子を刻むだけでこんなにも楽しい。
後半の「外の音を聞く」
サウンドスケープというそうです。
↓これは目をつむって2人1組で歩きました。視界を閉じ、音をよく聞くためです。(怖すぎて逆になにも聞こえませんでした自分の声が大きくて)
私たちの世界には、風、雨、水、足音、、など、旋律じゃないものも溢れている。
でも、旋律だけが音楽じゃない、と西田先生がおっしゃっていました。
なんて素敵な考え方なんだ~
その次に、円を作って座りその周りに人を配置し、トーンチャイムを演奏しました。
座っている人は聞く。立っている人は演奏する。楽譜など一切ない、ただ鳴らしたいときに鳴らすんです。
決められた枠や、時間の上にのっているものだけが音楽じゃない。
空間に音をデザインすることもできるんだよと教えてくれました。
どんどん私の概念がほぐされていく時間でした。
①授業の内容(体を動かしたもの)については以上です。
これが②授業の内容(資料について)にすごーーーーく結びついている。
概念や、音楽に対する価値観を揺さぶられたような時間でした。
実はそういう時間だったんですね。(意図されていた)
先生の作ってくださった資料を読むごとに自分の揺さぶられた価値観が少しづつ、固まりすぎず形を形成してきて、先生の意図を感じられました。
長くなりそうなので、②授業の内容(資料について)と③自分の心境の変化は次のブログに書こうと思います~